子どもの発達障害

【効果は?副作用は?】インチュニブを使った結果【小学校1年生】

あられ

こんにちは、30代ワーママ看護師のあられと申します!

私の長男は現在小学校3年生ですが、小学校1年生のときにADHDと診断され投薬治療(インチュニブ)を行いました。

今回は実際に「インチュニブ」を使用した体験談についてお伝えしますね♪

こんな方におすすめの記事です

・インチュニブって効果があるの?

・子ども反応ってどうだったの?なんて言って飲ませてるの?

・インチュニブの副作用って実際どんな感じなの?眠気は?

・小学校1年生に飲ませても大丈夫なのかな・・・

この記事のポイント

・うちの子は以前に比べて衝動性がやや抑えられ話を聞く姿勢も持てるようになった

眠けやだるさを訴えることがあり、放課後はお昼寝することが多くなった

・うちの子は錠剤が飲み込み辛く「お薬飲めたね」使用

・本人より「もう、けっこううまくやってるよ、お薬いらないんじゃない?」と発言あり内服終了。トラブルが完全に無くなったわけではなかったが、本人の同意がないまま投薬は続けられないと判断

投薬についての話し合い親子の信頼関係が大切。

あられ

あくまで「ウチの場合」なので、ADHDの治療や投薬にあたっては医療従事者の方やサポートしてくれる方とよく相談してくださいね。

投薬後の効果は?

さて、療育センターでの診察投薬の同意は得られましたが、いざ内服しようとすると渋ることありました。

処方された日の夜は、翌日がプールの習い事だったので内服を避けました(水の中で眠くなったりめまいが出たら大変と判断)。

次の日は内服を勧めましたが

長男

「今はやめとくー。」

との返事(無理には飲ませられないので断念)。

次の日にやっと

長男

「叩かなくなる薬ちょうだい!」

と内服の意思を確認。

共働きなので夏休み中も地域の学童保育に行っているのですが、もしかしたらそこで何かトラブルがあり、内服をしたほうがいいと感じたかもしれません(^^;)

錠剤を飲み込むのがうまくいかず「おくすり飲めたね」を使用しました。

翌日以降は内服を勧めたとき「え、何で?」と聞くこともありましたが(覚えてないの?)、概ね順調に内服を続けました

内服を続けていく中で、長男から「もうずっと手を出してないよ!」効果を感じる発言もありました(実際はトラブルもあったのですが・・・子どもは効果を感じたところがあったのかもしれません。)

担任の先生からは

担任の先生

「何かあるとパッと手や言葉が出ていたのが『おれのこと?』『俺に言ってるの?』と聞き返して、話を聞けることが多くなりましたよ。お友達の話を聞いて、相手に自分の気持ちを伝えることもできています。」

悪気無く、かまってほしさで手が出る様子はまだあります。でも嫌だと言われたらやめることができています。」

と報告がありました。

効果としては「まだまだ手が出る様子はあるけど、立ち止まって相手の話を聞くことができるようになった」という感じだと思います。

インチュニブの副作用はどうだった?

インチュニブの内服を始めてから長男より、

長男

「けっこうだるかった。」

「学校の行き帰り歩くのがつらい。」

水泳がつらい。」

体力が低下している旨の発言が多く聞かれるようになりました。

また学童の先生からは「学童でおやつを食べた後は寝ていることが多いです。学校の体育などを全力でやっているせいもあると思うのですが、寝ないと体力的に辛いようですね。」とお話がありました。

どのくらい投薬を続けたの?

1年生の8月から投薬を開始して、1年生の1月まで内服を続けました。

冬頃になって長男から

長男

「もうけっこううまくやってるよ、お薬いらないんじゃない?」

と発言がありました。

本人が必要と感じていないのに内服させるのは困難親子の信頼関係にも関わると判断し投薬を終了しました。

本人の「うまくやってる」発言の割には、相手を言葉で傷付けた、手を出したというトラブルはまだありました

でも「無意味に衝動的に手を出す」ということは無くなっていたかなと思います。

インチュニブの効果というよりは本人が小学校生活に慣れ成長もしたんだと思います。

どうして投薬をやめたの?

インチュニブは本来であれば、効果があるのなら続けた方がいい薬だと思います。

うちの長男も「相手の話を聞くことができるようになった」という効果はあったので、できれば内服を続けた方がいいと思っていました。

しかし親として迷うことは「本人がいらないと言っているのに無理に飲ませられない」という問題です。

ADHDの中でも長男は「多動性・衝動性優勢型」と思われ、親としては反抗挑戦性障害や素行障害に症状が発展してしまうことを一番心配していました。

反抗挑戦性障害とは

周囲がADHDについて正しく理解していないために、叱責や非難を繰り返すことで、子どもは自己肯定感や自尊感情を保てず自らを否定的にとらえるようになり、自分を認めてくれない大人や社会に対して反発心を覚え、反抗心や強い怒りをぶつけるようになる状態。

かんしゃくを起こしたり、大人に対して挑発的な態度をとったりする状態は半年以上続く。

9歳ごろまでに発症し、小学校高学年~中学生初期にもっとも顕著に現れる。

素行障害(行為障害)とは

反抗挑戦性障害がさらにエスカレートした状態で、他人への暴力、強盗やひったくりなどという方に至る行為に至る状態。小学校高学年~高校生初期に目立つ障害。

ADHDをもつ子どもが素行障害に進展するリスクが高いことは知られており、その中でも「多動性・衝動性優勢型」に合併しやすい。

「自己肯定感が下がり、周囲を攻撃するようになる」ということを避けるには「親との信頼関係をしっかり持つ」ということが、投薬よりも大切だと判断しました。

あとはインチュニブの内服を続けることが難しかった点として、「内服タイミングが生活と合わなかった」ということもあります。

インチュニブは眠気の副作用が日中に出ると生活しにくくなるので、できるだけ眠前に内服するよう指導されていました。

しかしインチュニブの副作用で学童で寝てしまい、家に帰ってからもすぐに寝てしまう長男。

明日の学校の準備、ごはん、お風呂・・・と忙しくしている間に、ちょっとしたスキに長男が眠ってしまい、うまく飲ませられないことが多かったです。

あられ

今思えば内服タイミングはもっと工夫の余地があったよなぁと反省しています。帰宅後すぐに飲むとか、学童出るときに飲むとか・・・

私自身にもADHD気質があるので、習慣化しないと投薬の継続が難しかったです。反省です。

投薬をやめたらどうなった?

インチュニブの内服をやめたあとも、人の話を聞けなくなった無意味に人に手を出した、という報告ありませんでした。

クラスメイトとのトラブルはあり、手が出てしまうこともありましたが、長男としても理由があるものが多く、その都度話を聞いてどのような行動をとればよかったか話し合うようにしました。

今は小学校3年生になった長男ですが、親子の信頼関係はきちんと保たれていると感じています。

終わりに

私たちは投薬を終了しましたが、手を出すなどのトラブルがある状態では投薬を中止するべきではないという考えもあると思います。

「本人がいらないと言っているのに飲ませられないな・・・」とすぐに考えて私は投薬を中止してしまいましたが、投薬について「なんでもう薬はいらないと思ったのか」「自分の行動や症状についてどう思っているか」について、もっとよく話し合ってもよかったのかもしれないと今は思っています。

あられ

症状の程度や各家庭の事情にもよると思うのですが、我が家の体験も何かの参考になれば幸いです。

ここまで読んでくださってありがとうございました!

あられでした♪

ABOUT ME
あられ
総合病院看護師として正社員で働いていましたが、時間を縛られず自由に生きたい、好きなことをする時間がもっとほしい、何より大切な子どもともっと一緒にいたい!と思い、個人事業主として生計が立てられるよう模索中です。ブログ、せどり、動画編集など様々な事業にチャレンジ中です。
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