子どもの発達障害

【ちょっかい】長男がADHDと診断されました(保育園編)【行き渋り】

こんにちは、看護師のあられと申します!

今回は大好きな長男がADHDと診断されるまでのお話(保育園編)をしていきたいと思います。

・保育園や幼稚園で子どものトラブルが多く困っている方

・保育園や幼稚園への行き渋りで困っている方

・保育園や幼稚園の先生から「療育センターに相談した方がいい」と言われた方

あられ

「うちもそうだったよーーーーーーー!!!!」

と言いたくてこの記事を書きました。

あられ

私たちの親子の経験が、少しでも何かの役に立てば幸いです♪

年中さんまでは気にならなかった

長男について「あれ、ちょっとほかの子と違うかな?」と感じたのは年長さん頃からでした。年中さん頃まではそんなに気になりませんでした。

元々自分の希望は絶対に通そうとする頑固者であったり、一度かんしゃくを起すとなかなか収まらないところはありましたが

(;´・ω・)「まぁ3,4歳なんてこんなものかな~」と思っていました。

手を出したり出されたり、泣いたり泣かされたり、ということは保育園では(まあまあ)ある(だろう)と思っていて、

(;´・ω・)うちの子もよく報告を受けるけど、ほかの子たちもきっとあるよね~ぐらいに思っていました。

困ってきたのは年長さんから

しかし年長さんになってから、周囲の子とのトラブルの件数が増えほとんど毎日なにかしらのトラブルの連絡を受けるようになりました。

トラブルの内容としては「他の子が使っていたものを取ってけんかになり手を出した」ちょっかいを出してけんかになった」「ひどいことを言って友達を泣かせた」「友達の持ち物を盗んだ」ということが多かったです。

また保育園への行き渋りが多くなり、泣いて離れない長男を毎日おだてたり、説得したり、突き放したりして最終的に保育士さんに引きはがしてもらう日々。

うまくいかない子育てにほとほと疲れ果てていました。

そして個人面談の際に、保育士の先生から「発達障害の疑いがあるから、区役所を通して療育センターに相談した方がいい」と勧められたのです。

長男の困った症状

保育園での長男の困った様子としては

・並ぶ時もトイレに行くときも遊ぶ時も、絶対に一番じゃないと気が済まない。1番になれないかもしれないと思ったら、手を出して無理やり1番になろうとする。

・並んでいる間もじっとしていられず、周りの子にちょっかいを出す。

・自分が使いたいと思ったおもちゃは手を出してでも使わないと気が済まない。

遊びに集中できず、ほかの子の様子を見て楽しそうだと気が移って落ち着かない

ということが挙げられました。

確かに毎日何かしらのトラブルの報告を受けているし、毎朝の行き渋りにも疲れていましたが、

はっきりと発達障害の疑いがあると言われたのはやっぱりショックではありました。

でも、実は私自身も自分でADHDの傾向があると思っていたので(というか母に傾向があるから気をつけて生きろと言われていた)、長男も私に似てADHDの傾向があるんだろうな・・・と思いました。

ADHDについて調べてみた

まずは自分でネットや書籍等で長男の傾向について調べ

すぐ手が出る→衝動性

じっとしていられない、遊びに集中できない→多動性

絶対に一番じゃないと気が済まない→いわゆる「一番病」こちらのサイトでADHDの子どもに見られやすい特徴的な問題とあります)

と仮説を立てました。

また一番心配したのは「反抗挑戦性障害」から「素行障害」などの問題行動や精神症状を示すADHDの「マーチ」と言われる状態に陥ることでした。

反抗挑戦性障害とは

周囲がADHDについて正しく理解していないために、叱責や非難を繰り返すことで、子どもは自己肯定感や自尊感情を保てず自らを否定的にとらえるようになり、自分を認めてくれない大人や社会に対して反発心を覚え、反抗心や強い怒りをぶつけるようになる状態。

かんしゃくを起こしたり、大人に対して挑発的な態度をとったりする状態は半年以上続く。

9歳ごろまでに発症し、小学校高学年~中学生初期にもっとも顕著に現れる。

素行障害(行為障害)とは

反抗挑戦性障害がさらにエスカレートした状態で、他人への暴力、強盗やひったくりなどという方に至る行為に至る状態。小学校高学年~高校生初期に目立つ障害。

ADHDをもつ子どもが素行障害に進展するリスクが高いことは知られており、その中でも「多動性・衝動性優勢型」に合併しやすい。

ADHDの「マーチ」

ADHDの行動特性が周囲から理解されず、親や先生から叱責・拒絶されてきた子どもが大人から「見放された」と感じ、問題行動や精神症状を示すようになるプロセスのこと。

ADHDへの周囲の無理解に対し、怒りを外に発散させるタイプの人が反抗挑戦性障害や素行障害へ進展していくのに対し、自分の胸の内に留めて思い悩むタイプの人は、不安障害やうつ病へと進展する。

長男はADHDの中でも「多動性・衝動性優勢型」と思われ、 周囲の人に対してすごく怖い顔と乱暴な言葉で反抗する場面も多かったので「すでに反抗挑戦性障害に片足突っ込んでいるかも」と心配になりました。

私たち夫婦は長男に対して厳しく叱ることも多く、まさに「ADHDに無理解で、子どもの自尊感情を下げる親」だったこともわかりました。

区役所に相談

保育園から「まずは区役所へ相談を」とのことだったので、区役所の「こども・家庭支援課」に相談しました。

すると「療育センターの予約が取れるのが半年以上先なんですね・・・。1年生にもなることですし、小学校に入ったときに相談してみるのはいかがですか。」とのお返事。

発達障害に悩む家庭の多さに驚いたと同時に

「まあ私もADHDぽいと言われながらも普通に子育てして働いて結局うまくやってるしなぁ。小学校に上がったら長男も意外にうまくやれるかもしれないよね。」と思ってしまいました。

「調べたことを中心に、家庭でできることをまずはやってみます。」とお返事し、療育センターへの相談は見送りました。

夫婦で「なるべく叱ることを減らして、できるだけほめる」という方針を共有して取り組んだのですが、親も未熟で余裕がない中の「できるだけ叱らない、ほめる」というのは予想以上に難しいのが現実でした。

そして長男の様子が大きく変わることはなく、専門的なフォローを受けることはないまま小学校入学となりました。

あられ

ここまでお読み下さってありがとうございます!次回へ続きます!

【小学校1年生】長男がADHDと診断されるまでのはなし【療育センター予約まで】 今回は小学校1年生になった長男が、小学校での困りごとが増えて、療育センターに紹介されるまでのお話しをしたいと思います。 ...

参考文献:「最新図解 ADHDの子どもたちをサポートする本」榊原洋一著 株式会社ナツメ社

ADHDへの理解と対応 http://www.hattatsu.or.jp/senmon/adhd.htm

ABOUT ME
あられ
総合病院看護師として正社員で働いていましたが、時間を縛られず自由に生きたい、好きなことをする時間がもっとほしい、何より大切な子どもともっと一緒にいたい!と思い、個人事業主として生計が立てられるよう模索中です。ブログ、せどり、動画編集など様々な事業にチャレンジ中です。
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