こんにちは、30代ワーママ看護師のあられと申します!
私の長男は現在小学校3年生ですが、小学校1年生のときにADHDと診断され投薬治療(インチュニブ)を行いました。
今回は小学校1年生の長男が、療育センターで医師との診察を受けたときのことをお伝えしますね♪
あらかじめ療育センターでの医師との診察の流れを知っておくと、スムーズな診察につながり、限られた時間を有効につかうことができると思います!
「受診について子どもにどうやって伝えるか」「投薬についてどう考えるか」についても私たちの経験を載せていますので、あくまで参考にしてくださいね♪
「発達障害と診断されること」「子どもにADHDというラベルがつくこと」について私なりに考えたことも載せています。
長いので前後半に分けています。我が家は初回診察で投薬がはじまりましたので、その辺についても後半でレポートしていきますね♪
・受診についてまず子どもにちゃんと説明することが大切。
・あらかじめ記入した予診票や行動調査票はコピーしておく。自分も見れるようにして診察を受けるとスムーズ。
・まずはお医者さんの質問にしっかり答えていくのが大事(自分の質問は最後に。質問できるときは必ず来る!)
・医師に確認したいこともあらかじめ考えてメモしてくる。
・困りごとによっては投薬が始まることがあるので、使われる薬剤についても知識をつけておくとスムーズ。投薬を受けるか、今はやめておくかも考えておく。
受診について子どもにどうやって伝えたか
療育センターで医師の診察を受けるにあたって大切なことは、子どもの同意を得ることだと思います。
療育センターで診察を受けることについて、私は長男に
「〇〇くんの学校での困りごとなんだけど、パパとママも子育て1年生だから、パパとママだけじゃ解決が難しいんだよね。お医者さんや心理士さんとか、いろんな人に協力してもらってきみをサポートしたいから、療育センターっていうところで、お医者さんとお話ししようと思うんだ。」
と伝えました。
長男は😐「ふーん、わかった」という返事でそっけない感じではありましたが、抵抗したり受診を拒否するということはありませんでした。
嫌なものは全力で拒否する長男なので(予防接種の時は病院から逃走するタイプ)、同意は得られたのだと思います。
同意を得ることは、今後投薬をしたり、支援級や通級に行く際にも大切なプロセスかなと思います。
正しい言い方かどうかはわかりません。あくまでウチの場合は、ということです(^^;)
それぞれの家庭や関係性に合った方法で、何より嘘をつかず、子どもの納得が得られるのが一番だと思います!
診察の前に
医師との診察は8月の初旬に行われました(療育センターの予約を取ってから3か月)。
診察ではお医者さんが子どもの様子を観察するので、子どもと一緒に療育センターへ行きます。
まずは受付を行いますが、その際に母子手帳や予診票・行動調査票、持参した子どもの様子がわかる資料等はすべてその場で提出します。
診察を受ける際にはこちらも資料があった方が答えやすいので、資料は事前にコピーを取って持参しておくことをおすすめします!
診察の前に、前回話したソーシャルワーカーさんと15分程度近況についてお話をしました。
あわせて担当の心理士さんの紹介がありました。今後の心理検査などは、基本的には担当の心理士さんが実施してくださるとのことでした。
いよいよ診察
広い診察室に呼ばれて、いよいよ診察です。
午後1番の診察だったので、ほとんど待つことなく診察に呼ばれました(ちなみに初回診察以降は待つことが多かったです)。
担当のお医者さんは女性の方で、お子さんもいて柔らかい雰囲気の方でした(*´꒳`*)
診察室の中は先生のデスクと、保護者用の椅子、子どもがパズルやブロックなどで遊べるスペースと子ども用の椅子とテーブル、ソファがあり、リラックスして診察が受けられるようになっていました。
子どもがブロックやパズルで遊んでいるあいだに、まず医師と親が面談します。
持参した資料は事前に読んでくださっていて、再度会話で近況や普段の状況についてお話しました。
遊んだり看護師さんとコミニュケーションをとっている子どもの様子についても、診てくださっているようでした。先生の方からは、困った時の対応の方法についてもアドバイスがありました。
その後は子どもの了解を得てから親が退室し、先生と子どもだけでの診察がありました。長男は特に人見知りはないので、落ち着いて診察を受けていたようです。
その後は子どもは看護師さんと待合で待機して、親とお医者さんだけで診察がありました。
そして先生から
お医者さん
「これから心理検査をして確認していく必要はありますが、困りごとや普段の様子、行動調査票から考えて、恐らくADHDで間違いないと思います。」
「周りの理解や関わり方の改善で困りごとが良くなっていくことが多いです。しかし他害などのトラブルもあるので、本人がトラブルで怒られて、どんどん落ち込んでいく、自尊心が低下していく、ということを減らしてあげることが先決かなと思います。」
「できれば落ち着いて過ごせるような薬を開始して、早急に対応していくのが〇〇くんにとってはいいと思うのですが、お母さんはいかがですか。」
というようなお話しがありました。
私としては「やっぱり」という思いもありましたが、「がーーーーーん」という衝撃の方がまずは強かったです。
どこかで「障害とまでは言われないんじゃないか」とか「年齢相応なんじゃないか」と思っていたのだと思います。
子どもに「発達障害」「ADHD」というラベルがつくこと
はっきりと病名がついたことはショックでしたが、今振り返ると、病名がついたことはある意味「対策が取れる」「(色眼鏡で見られることもあるけど)ほかの人にわかってもらえる」ということでもあるなぁと思います。
病名がついたことで、担任の先生などの長男に関わってくれる人が、長男の傾向をわかってくれて、対策を取ってくれるということがあります。
「なんでこの子は落ち着かないんだろう」「なんでこの子は手を出すんだろう」という問いに「ADHDの気質があるから」ということが、ある意味関わり方の道筋を示してくれます。
ADHDという診断がつき、通級指導教室を利用することになったおかげで、長男には「個別の指導計画」が立てられ、担任の先生やほかの先生も、長男の特性を理解して関わってくれるようになりました。
「うちの子は発達障害なんかじゃない!普通の子だ!!療育センターなんて必要ない!!」と、保育園時代には正直思っていた部分もあります。
でも、そう思ったまま子どもの問題に向き合わなかったら、長男を理解してくれる人は少なく、適切な関わりをしてもらえないまま、長男は問題児と言われ、心を閉ざしていたと思います。
私たち親も、長男のことをちゃんと理解できなかったと思います。
もちろん長男がADHDだと型にはめられること、ラベリングされること、色眼鏡で見られることは気持ちがよくないこともあります。通級に行っているからと変な子どもだと思われることも腹が立ちます。
他のママ友や職場の人に、子どもに発達障害があることや、通級に行っていることを無条件に、オープンに誰にでも話せるわけでもありません。
でも、今は、大切な人にわかってもらえればいいし、自分たちが楽しく生きられれればそれでいいと思っています。無理に言うこともないし、必要があれば言えばいい。ラベリングや色眼鏡のいいとこだけを使って、うまく生きていけばいいよなぁと思っています。
長男には「ADHD」と診断されたことについて「うまく生きる対策がわかるヒント」ぐらいに思ってもらえればいいなぁと思っています。
投薬をどうするか
療育センターのお医者さんに投薬を勧められ、ショックは受けましたが、ADHDの治療には投薬の選択肢があることをあらかじめ調べていたので、覚悟はしていました。
困りごとが改善される可能性があること、ADHDのお子さんで内服している子どもも多いこと、なにより長男の問題行動が減ってほしいと思っていたので、投薬は前向きに検討しようと思いました。
ちょっと長くなりましたので後半に続きます~♪
ここまで読んでくださってありがとうございました。
あられでした!